海水温が20℃オーバー
海の季節は完全に変わってしもうた。
それに気づくのが遅すぎたんじゃ。味が釣れんなら・・・ ○○アジじゃのう!
外房のいいところは、こんなおいしいお魚がズッパンズッパン狙えることじゃ。
いつもの釣り場では、朝まづめが終わって撤収だったんじゃ。
GWあたりだったか、納竿でコマセバケツを洗っていたら集まってくるのフグばっかり。
後は小サバが集まってきてたが、木っ端メジナも寄ってきたいたのう。
冬はメジナすら集まって混んだが、海水温が上がってワラワラ湧いてきていたのう。
外房の海況を見ると、5/18には勝浦で一時的に海水温が20℃に到着。
その後はしばらく上下を繰り返すものの、1週間後の5/25には勝浦以南がほぼ20℃の温水域に覆われておるぞ。
黒潮も房総の南すぐを東北へ移動しておるけん、これで回遊魚も根魚もウジャウジャじゃ。
入れ食い・尺オーバーでカンパチ・ヒラマサも釣り堀じゃ!
竜宮城からこんにちは
夜釣りのアジは引き出しにしまい、これからは夏の魚を狙うんじゃ。
夜釣りではなく、朝まずめに狙いを定めて自宅を出発。往路は夜中も夜中、深夜の時間帯ですれ違う車もほとんどおらん。
最近使うようになった外房に向かう田舎道はいすみ鉄道も交差せず、信号もかなり少ない。
すいすいストレスフリーで現場到着じゃ。
うん、あんまり同業者はおらん様じゃのう。最近は釣れんからのう。
一応、日の出前の朝まづめはサビキでアジを狙うんじゃが・・・
・・・
釣れん。やっぱり釣れん。
水温は21℃もあるようじゃ。
やはり、季節は変わっとる。
んっ?!? なんやあの茶色い丸い物体は?
海藻の様に見えるが、一つの塊のような物体は。
ん? こんなにでっかいバリ(アイゴ)が一匹だけ上がってくるか?
おお、おおべっ甲じゃ(笑)。
何ならこちらを見ておる。いつものお魚ではなく、明らかにこちらを観察する知能の高さ。
わしの周りを一度旋回して、こっちを観察して・・・
何にも考える間もなく、何とか写真を取ったら、そのまま海中に潜って消えていった。
二度と現れることもなく。
なんじゃ、何かを伝えたかったんじゃろう。これからはあれを釣るんじゃ。
お前は出来る子じゃ、絶対に釣るんじゃ、バンバン釣ってよいぞ。
そういっている様に聞こえた。そう言っているしかない。ああそうじゃ。
竜宮城のお使いに出会う幸運はそんなにないからのう。
これは一種の啓示だな。 うん、わかった。
アジ釣りは封印じゃ
さあ、遠投サビキで狙っていたアジ釣りは封印して、これからはコマセで朝まづめに別のターゲットを狙うんじゃな。
まずは、どんな魚がおるか、コマセを撒いて観察してみるまでじゃ。
久しぶりに延べ竿を試してみようかのう。
久しぶりに柄杓を使ってぺちゃ、ぺちゃとコマセを撒くと・・・
際からワラワラ湧いて出てくる、茶色い背中のぽっちゃりさんは・・・
ぐーふーじゃ。これを釣ってはいかん。針を飲み込まれておしまいじゃ。
次に一竿以上先の海底からワラワラ湧いてくる青いのは・・・
メジナじゃ。俗に夕木っ端メジナじゃ。10cmぐらいかのう、うじゃうじゃおるわ。
この2大勢力に左右から寄ってくる、灰色に少し赤紫掛かった背中のこいつはなんじゃ。
動きもメジナのように素早く、アジに似た回遊魚の様な魚体・・・
あそこにめがけてオキアミを投!
針掛りして逃げる魚体がキラキラ光っておるぞ。
左右に良く逃げる、キラキラ鏡のように光るこの魚体は・・・ ?
シマアジじゃ!! もう折るんかおぬしは。
ただし、10cm程度の木っ端ばかりじゃ。
ピシッ。ぐい、 キラキラ、ずば。 またシマアジじゃ。
楽しいのう、延べ竿で釣るシマアジは楽しいのう。
ぴしゃ(こませ)、ピシッ(オキアミ投入)、ぴくぴく、ぐい、ずば。
今度はん?魚体が違うぞ、目の周りがヤンキーに様に黒い線が入っておる。
ショゴじゃ。なんと夏の海があっという間に変わっておるではないか。
しばし、延べ竿で初夏の海を満喫して、木っ端メジナも何匹か塩焼き、煮つけ様に持って帰ることに。
ミニサイズなんで、大した釣果とはいいがたいものの、シマアジが帰ってきていることに久しぶりにドキドキ。
そういえば小サバがもういない。エサ取りでも最悪の魔の小サバが居なくなったとすれば・・・
釣り魂が揺さぶられるぞ。
どうじゃ、この体高のある芸術品のようにきれいなシマアジは。
黄色い横線は紛れもないシマアジじゃ。
身体全体が巻色に変わる魚体(上から2番目)は紛れもないショゴじゃのう。
ちなみにこのボールは15cmぐらいのミニボールじゃけんのう。グッドサイズのシマアジ祭りではないので、悪しからず。
それに、つい多めに持って帰って来たメジナも。バットは22mなんで、一番デカいので20cmぐらいかのう。
まだ、5月なんで、まだ磯臭さはないじゃろう。
小さくて捌くのが面倒じゃったが、煮つけにして食べてやった。
う~ん、おもったより大したことないのう。メジナの方がむしろ身がフワッとしておる。
こんなサイズのシマアジは脂ものっておらず、大したことはないんじゃ。
こうなれば、目指すは尺シマアジが次の目標じゃ。それぐらいあれば刺身にもできるし、家族にも大好評じゃからのう。
そうなれば、もう少し遠投が出来る仕掛けが必要じゃ。
また、家の近くの釣具屋にブーンんじゃ。
ちなみに、釣り場はオキアミまみれに、フグやウツボの死がいも。
気温も上がって小さい虫が釣り場を飛んでおる。
ハエよりも小さいし、台所の小バエのような・・・ ヌカカじゃ!!
やられた、まさか!! でも確かにかゆいぞ!。
夏が来れば 思い出すはるかな”ヌカカ” かゆすぎるー 「夏の思い出」より
心当たり、アリアリだったので、出来るだけ掻くのを控えておったが、翌日の写真でもこの通り。
当日の夜は若干気が狂いそうになるほどかゆかったぞ。
キンカンを塗って、塗って、重ね塗り。120mlの瓶の1/4は使ってしまったぞ。
去年はかゆすぎて皮膚科に行ったぐらいじゃが、今年は気合で治すぞ。
ひいーー。3日後の写真がこれじゃ。
噛まれたところが粒上になっておる。ピークは2日目ぐらいで超えた。
勝訴!
すかさず、ディートと呼ばれる有効成分30%配合の虫よけ剤を購入。
900円ぐらいじゃ。あれにまた噛まれるよりはマシじゃ。
みんなも気を付けた方がよいぞ。朝まづめアタリが一番あぶないそうじゃ。
まあ、気合でわしは乗り切ったぞ。
なんせ、尺シマアジをバンバン釣るために燃えておるからのう。
待っとれよ、キラキラ光る黄色横線のあのシマアジちゃん。
クーラーがパンパンになるぐらい釣ったるぞ!
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