夜釣りの釣果アップの秘策無し!


 ここ1カ月ぐらいかは完全に夜釣りに徹しています。

朝まづめ後の1時間で、全くアタリがないのと、フグや海タナゴしか釣れずにサヨリも終了した辺りが理由ですね。

夜釣りの気温もぐっと上がり、10℃以上で快適なのも理由の一つです。

マナーの悪い釣り人がフグやウツボなどの外道を堤防に捨てたままにすると、暖かいせいかものすごい数のこばえが飛んでいたりして、一層嫌な気持ちになります。

釣れない朝まづめ2時間前ぐらいは、あまりにも暇なので、堤防のごみ掃除にいそしんでいます。

まあ、最近は夜の泳がせでも2~3回程度のあたりがあるのが救いです。

泳がせのあたりはやはり大物がターゲットなので、それがサメウツボでも取り込む楽しみがありますからね。

幸先の良いスタート


 最近は、ずっと同じ道を通って釣り場に行っていましたが、同じ距離でも経路を変得てみて気分転換をしています。

夜の移動なので交通量は少ないんですが、いすみ鉄道が絡むと一時停止が面倒だなと思って、別ルートにしてみました。これがなかなかいいですね。

これまでよりもアップ・ダウンが少ないのと、外房特有の道幅の狭い峠道が少ない経路なので、気分的にも楽に移動できます。
(鴨川方面に向かう時のあの山道はひどいですね)

少し開けた道が多いのでコンビニが多いのも利点

それはさておき、いつもの釣り場に到着してお気に入りの場所に着席。

コマセの準備をして、前回から加えている押し麦を今回もいれることに。前回の釣果のアジを捌いた時に、お腹から押し麦が出てきたので、効果を実感。

ほんの一握りしか入れていませんが、これでもキラキラ光る押し麦に集魚効果ありですね。

まずはいつもの通りかごサビキを狙いますが、この日は幸先よく、すぐにアジがヒット。

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15cmぐらいで、少し泳がせには大きいかなと思いましたが、暇つぶしものためにすぐに泳がせ釣りも開始。

親針は上あごに掛ける口掛けパターンと、鼻の穴に通す鼻掛けがありますが私は鼻掛けにしています。

口掛けは数度の遠投をするとアジの弱りが早いんですが、鼻掛けの方は弱りにくいと思います。

ただし、鼻掛けは魚が大きくなると鼻の穴が大きくなるためか、ハリが外れやすくなります。

この泳がせ、1時間たってもあたりがなく、水面を赤い電気浮きが右に左に・・・
(でも鼻掛けにしておけば、全く弱りません)

そうこうしていると、湾内の浅瀬側にウキが流れていて気付くとウキが沈んでいたので、竿を立てると案の定、根掛りの様子。

少し力を入れて引き上げると親針以下がブチッと切れてしまいました。

こうなると、いつもなら完全な沈黙の時間が始まるんですが、この日は幸いにも2匹目のアジが間もなく釣れます。

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迷わずすぐに泳がせの投入。大物よ来い!

・・・

ここから1時間以上、サビキも泳がせも反応なし。堤防掃除開始です。

大体落ちているのは、仕掛けの袋に釣り糸、菓子袋に吸殻多数。

コマセを洗い流さないとにおいが凄いです。

久しぶりのビックゲストは?


 そうこうして、朝まづめの1時間ちょっと前だったかに堤防から数メートルも離れていない目の前で泳がせのウキが沈みます。

良いですよね、あのLEDライトが海中で揺らめくあの光

完全に飲ませるためにも1分近く、竿を持ったまま待ちます。

ウキがあまり左右に動くこともないので、サメではなさそう。

1分程度待った後にゆっくりと合わせを一度入れます。

最初は合わせを入れたものの、ズーンと重く鈍い感触。根掛りか海藻に引っかかった様な重さで、これでもあまり左右に動かないので、根掛りかなとあきらめムード。

一応、ゆっくりリールを巻いて巻き上げ始めると、魚が着いている感触はあります。

大きな引きではなく、ズシリと重たいものを引き上げる重量感に加えて、時々ズンという引きなので、大きな海藻にアジが紛れ込んで、それを引き上げているのかなと思っていましたが。

そのうちウキが海面まで上がり、そのまま引き上げていくと、海面近くをバシャバシャと鳴らす魚の音が聞こえてきます・・・ なんか大物?

っと思った瞬間、バツンとラインブレイク・・・

ハリスを見ると、親針以下がきれいに切れていました。

以前のハリスは7号ぐらいを使っていましたが、辺りがあまりなかったので、今のハリスは5号

そのためもあって、サメには細くて切れたのかなとこの時は思っていましたが・・・

この後は、いつもの”短い”朝まづめ・時合タイム。

サイズもあまり期待したほどでなく、数もかなり少な目。これはつ抜けすることない釣果か?と覚悟。

最近はウキが下がっても、連掛けのために”待ち”すぎるとばれることが増えてきましたが、どうせつ抜けも出来ない状況なら、連掛けか大物狙いで少し待ち時間を長めにすることに。

そんななか、ウキが海中に引き込まれてウキが完全に見えなくなったままのアタリが久しぶりに来ました。

アジ以外の大物の可能性もあるので、竿をゆっくり立てて糸のテンションが下がらないように一定以上の速度でリールを巻き上げると、重量感のある手ごたえ

この冬の大物(ヒラメ・マトウダイ)ほど手はないものの、あの濡れた布を引っ張るような鈍く重いあたりの中に、ズン・ズンと言う鈍い引きが混じってきました。

これは連掛けと言うよりも、ヒラメに近い重さで道糸も左右に動くこともなく、10秒程度の一度ズン・ズンと鈍い引きが続きます。

1分弱のやり取りの結果、ウキが海面まで上がり、1竿ぐらいまで魚が近づいた時に見えた魚体は・・・

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ヒラメでした。サビキ仕掛けなので、高々1号か1.5号程度のハリスです。ここでばらすと”後悔しかり”なので、丁寧に、素早くタモにネットインして無事取り込みに成功。

これまで釣り上げたよりも横幅が少し狭く、模様もこげ茶が強い魚体。以前はもっと灰色がかった色味でしたが、海底も海藻が生い茂り季節が変わるとヒラメの模様も変わってきますね。

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なんか真っ黒です。サイズは47cmと思ったより大きかったです。

サビキにコマセをすげて仕掛けを再投入し、その後ヒラメはえらを切って血抜きをすることに。

大体ヒラメが釣れた時は、ヒラメを上げるとアジのあたりもピタリと止まって時合終了となりますが、この日のその通りに。

暖かい気温の中の釣行で、3月中旬以来の1カ月以上ぶりのヒラメゲット。大満足の釣行となりました。

ちなみに、水温は16℃ぐらいで最近の外房の海水温通り暖かかったです。

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日の出後、納竿時ですが気温も18℃ぐらいと快適そのもの。

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海の濁りも濃くもなく、きれいすぎず、プランクトンも増えてきたようです。

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結局この日のクーラーボックスは貧果のアジとヒラメの存在感でこんな感じでした。

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左下が口ですが、なんかウツボの顔の様な口。60cmぐらいまでならこのクーラーでも無理なく入ります。

ヒラメはシーズン終了かと勝手に思っていましたが、まだ釣れるんですね。うれしかったです。

ただ、いかんせんアジの朝まづめの地合いが非常に短いので、サビキにかかるアジが少なければ少ない程、ヒラメの様な大物に巡り合う確率が下がってしまいます。

今日は釣れると思っていなかったので、ラッキーでした。

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アジはいつもの黄金アジですが、サイズは最高でも18cmぐらいでしょうか。これだとなめろうも辛いです。

今日の釣果は全部でヒラメ1匹にアジ8匹。

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これで3~4日ヒラメの刺身が食べれます!

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それにしても、こんなヒラメの模様は冬には見たことがありません。ヒラメの保護色に季節の変化を感じた釣行でした。

ちなみに夜の2回目に親針以下がバチッと切れたあのあたり! 今思えば鮫ではなくヒラメですね・・・間違いないですね、あの感触。

GWは混むんだろうな・・・







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