ちょっと変わった魚体ですが・・・
思いもかけず堤防からサビキでマトウダイが釣れてビックリの釣行でしたが、釣った魚は美味しく頂きたいと思います。
大きく開く口が特に特徴的なマトウダイですが、さばき方の基本は普通の魚と同じです。
マトウダイを釣り上げた記事はこちらで確認を⇓
朝まづめで50匹目標 春爛漫で暖かくなってきてますが、前回の釣行当日は低水温で釣果がのびませんでした。サイズが少し上がってはいるものの、真夜中と朝まづめ終了後はぱったり釣れないので、今回もそんな釣果を想定しつつ。事前の予報では南風の微風で、14℃の陽気。
以前、南房の道の駅で小さなマトウダイを500円ぐらいで買って、さばいて以来の調理になります。
前回は30cm程度の小さなサイズでしたが、今回はさばきがいがありますよ。
色んな所がちょっと普通じゃない
マトウダイはうろこの無い魚なので、うろこの処理は不要です。
うろこがないとネバネバが強いのが多いですが、ネバネバでさばきにくい程ではありません。
見た目は特に鋭いとげは無いんですが、やっぱり普通じゃないのがマトウダイ。
ここはなんという部位なのかわかりませんが、背びれの付け根に尾びれに向けて鋭いとげがあります。
背びれだけでなく、腹びれ側にも同様にとげがあるので、胴を抑えて切ろうとする場合に、注意していないと痛い思いをしますよ。
それにしても、どうですかこの不思議な顔!
胴体は的の様な楕円型で中心に黒い点という、文字通り的の様な魚ですね。加えて顔だけが馬面で、巨大な口。
実際に見てみると分かりますが、顔の多くは骨と皮で、筋肉はほとんどありません。
口から奥を覗くと、大きなエラと内臓が見えますね。
まず最初は内臓の取り出しから作業開始と参ります。
頭の脇に扇状に包丁を片側に入れていきます。
マトウダイの肝はカワハギやアンコウと同じぐらい美味しくで有名
背びれ側から包丁を入れますが、骨が太いため頭を簡単に落とすことはできません。かと言って力を入れすぎると、お腹にある内臓の中の美味しい肝を傷つけてしまうので、注意が必要です。
プリンの様なつるつるの肝が美味しそうです、が、既に傷つけてますね・・・
腹びれまで包丁を入れても赤丸部分に太い骨があるので、内臓を取り出しにくいくせものです。
もう少し腹びれの骨沿いに包丁を入れると、内臓がこんな感じで見えてきます。
尾びれ側に卵がありますね。海岸沿いに産卵にきたメスですね。サイズはまだ小さいみたいです。
このまま肝と卵だけ取り出して、内臓をきれいに取り除きます。
背骨沿いに血合いがあるので歯ブラシで取り除きます。
片身を背びれ側から背骨に向けて切り離し、同様に腹びれ側から背骨に向けて包丁を入れて、最終的に片身を完全に取り外します。
難しいようで、サイズが大きいのでそれほどの難易度はありません。
3枚おろしの1枚の切り離しが完成です。
逆側の片身も同様に切り離して3枚おろし完成です。
ここからは片身から皮をはいで柵を作りますが・・・
続きは次回アップしたいと思います。
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