ぽかぽか陽気に桜の開花も目前
今週は暖かい日が続いて、外出の服装も少し春模様に変えないといけませんね。
これまでの格好でお昼に出かけると汗ばむ陽気ですからね。一方で、風が少し強い日が続いています。
太平洋から南風が吹き込んで来ており、春が近づいてきています。
桜の開花予想も1週前は3/25あたりが多かったんですが、直前の予想を見ると、東京は3/18に前倒しされています。今週の日曜日ですね。
ぽかぽか陽気はうれしいんですが、来週は雨や曇りの予報が多くて、天気が崩れる見込み。
天気の良いうちに海に出かけたい!と言うことで、週末釣行に向けて最新の海水温をチェックしてみました。
前回の海水温は15℃以下、黒潮は南で東進
3/8(木)の海水温は暴風の影響もあり、外房の数km沖合に15℃の太い等温線が平行に走っていました。
出典:https://wwwp.pref.chiba.lg.jp/
また、黒潮の暖流も房総のはるか南の三宅島あたりで東進しており、暖流域が房総から遠く離れてしまいました。
濁りがかなり強く、長い期間残るかなと心配しました。
とはいえ、春と言えば産卵の季節。海岸近くにいろんな魚が接岸して、チヌの乗っ込み、アオリイカもシーズンインと魚種がギュッと増える楽しみな時期に入りますね。
15℃の等温線が房総から離れていく・・・
最新の海水温を確認すると、先週よりも若干水温が下がっている様に見えます。
これは15℃の太い等温線が前回(3/8)と比べて沖合へ離れているからで、南房・千倉から大原あたりの外房は14℃の水色の海水温となっています。
出典:https://wwwp.pref.chiba.lg.jp/
違いにするとー0.5℃ぐらいの低下でしょうか。
一方で黒潮の暖流帯は房総に接近しており、15℃の等温線とオレンジ色の暖流帯との等温線の幅が非常に狭くなっています。
出典:https://wwwp.pref.chiba.lg.jp/
広域帯の海峡図をみると、黒潮の大蛇行がよくわかります。
和歌山沖で南下した黒潮は伊豆半島に向けて急に北上しており、結果的にこの暖流帯が房総に近づいています。
過去との比較のため、前年・2年前の海水温も確認してみました。
出典:https://wwwp.pref.chiba.lg.jp/
まずは、昨年の同日ですが、太線の15℃の等温線が房総近くに位置しており、今年と大きな違いはありません。
出典:https://wwwp.pref.chiba.lg.jp/
ところが、これが2年前の同日となると、状況は大きく違います。
15℃の等温線が南房・外房にほぼ接岸しており、すぐ近くには2℃も高い17℃の暖水帯が沖合数kmに近づいています。
昨年来、房総の魚が釣れなくなったと聞くことが多いですが、この暖流の流れの違いが根本的な影響だと思われます。
房総近くを黒潮により水温上昇期待が
房総近くを流れる暖流帯に海岸沿いの低海水は引き寄せられると思われます。
そうなると、黒潮の暖かい海流と混ざり合うので、結果的に水温は上昇すると予想されます。
ここ数日は気温も高いので、海水温はグッと上がるかもしれません。
気温だけでなく、海水温もぐっと春が来て、アジ以外の回遊魚の接岸を期待したいですね。
(ヒラメの釣果が遠のくかもしれませんが・・・)
週末の天気予報も確認すると、総合的な状況はこんな感じですね。
- 気温 :土曜日の最高10℃、日曜日は15℃前後で暖かい
- 海水温:14℃
- 潮 :土日共に大潮!!
- 月 :新月でほぼ真っ暗
- 風 :6~7m前後 (土曜夜は微風予報)
- にごり:適度な濁りでしょうか・・・
土曜日の午後から日曜日の午前までは晴れで微風予報のため夜釣りを中心に結構いい釣行が見込まれます。
サヨリはそろそろ終了でしょうか。チヌの乗っ込みシーズンに入るので、フカセ釣り・ダンゴ釣り師が増えてくるでしょうね。
いつもの様に調査データはこちらを参考にしています
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