二度寝して起きたのが9時ですが、窓の外は明るく、雲もほとんどない抜けるような青空。庭木は揺れていますが、なんか大したことはない。うーーん、ここは気持ちに素直に従うべきか、理性に従ってゆっくりまったり体を休ませるのか・・・

　風が強い日は、釣れる釣れない以前に、そもそも釣りにならない散々な経験ばかり。餌もほとんどなくならないし、浮きは動かないどころか、そもそも浮きが風で動かされて釣りにならん。


　でもでも、三連休初日は散々な釣果で、この台風に一日振り回されて祝日の朝９時。ダメ元で、と言うより、むしろ結構釣れるんじゃないかって期待に胸が膨らんできて、止められん！！！


　ってことで、パンをコーヒーで流し込んで歯を磨き、9時15分に出発。焦る気持ちで事故ってもしょうがないので、田舎道をちんたら走る田舎のお百姓さん軽トラの後ろをおとなしく、時にぶんぶんぬかしつつ、いつもの釣り場に着いたのは11時前。うーーん、やっぱりいつも通りあやかった。ただし、さすがに一部高速は使いましたので、悪しからず。

　釣り場がもしかして、この強風の中、先客が合ったら？なんて嫌な予感がありましたが、隣に入っている人はいたけど、行きつけの堤防は大丈夫でした。

　風はかなり強いものの、向かい風ではなく、横風か追い風。浮き釣りでも何とかなる。

　風が強いので、まずは浮き釣り１本で気長にと始めたものの、やっぱり釣れない。いつもと違うのはエサが残ること。さすがに堤防から１０～１５ｍまでは、海水が淀みすぎ。俗に言う底荒れバリバリで、ここに飛び込んだら、ぜったい何も見えないはずとおもうほど茶色ですよ。これは、もしや、やばい？と思ったんで、次の手を考えました。

　かご釣り！。沖合へコマセを飛ばせるんで、底荒れの影響は少しは免れるかもしれないと思って、ぼちぼちやりましたが、うーーん、ほぼ釣果無し。日本バリの下はちょこちょこ餌を取られることはあっても、ダメですね。

　ここまで、開始2時間ぐらいで、午後1時。さあ、何時までやるかを考え始めた頃。かご釣りの仕掛けを回収して、餌を取り換え、コマセを詰めて、さあ投げようかと思った時、海面にあるはずの棒ウキが見当たらない。波も荒く、風も強いのでどっかに引っかかっているのか、流されたのかと思ったものの、竿から延びる道糸をたどって海面を見ると、やっぱり棒ウキが無い。ないどころか、少し沈んでいるレベルでなく、全くない。


　海藻に引っかかってるかもしれないし、一応数秒待って、しっかり食わせる時間を取ってから、道糸をのふけをしっかりとって、お菊合わせを入れると、やっぱりあたりです。当たり！！

　リールを巻くことしばらく、棒ウキが見えてきて、ぐぐーーんと海底へまっすぐ引っ張るこの辺りはメジナかアイゴか。引きが強いので、一応丁寧にゆっくり対応していると、海面には灰色の魚体が上がってきました。

　まさか、チヌ？と思ったものの、銀色ではないのと、その形からするとメジナで間違いなし。いつもと違うのはその大きさ。結構でかい。ここでばらしては、後悔後に立たないどころか、台風一過の大波の立つ海に飛び込んでしまうかも。

　ゆっくり、無理せず時間をかけて海面にあげて、メジナで初めてたもを使って取り込み。うーーんでかい。いいじゃないですか、いつもは木っ端メジナばかりなのに、やっぱり台風直後の濁りの中だからこそ、このでっかいのが釣れたんでしょうね。餌が残るばかりなので雑魚はどこかでお休み中なんでしょう。このクラスのサイズのみが捕食出来るほどの海中環境なんでしょうね。

　後で測ると、うれしいうれしい尺越えの３１ｃｍ。ここまで大きいと刺身にし甲斐がありますよ。秋口に入って磯臭さも解消されているでしょうしね。

　この一匹が釣れたんで、30分は興奮が続いたんですが、その後がつながらない。諦めかけた2時ぐらいかに、堤防から５ｍちょっと先で浮きがグッと下がって、キター。浮きの下がり方からして、やっぱりメジナ。さっきと同じく灰色。メジナって危険を感じて恐怖を感じると、体がまだら模様に変わるんですが、そんなことなく、完全な灰色。海面にあげてこれも大きかったんで、一応タモですくって本日の釣りは終了。

　濁りがひどく、回遊魚の期待が出来ないのと、まあ、大きなメジナが2匹釣れたんで、明日もあるし、撤収。
ちなみに、ニュース通り、台風一過で南風が吹き込んできたため、30度を超えて結構暑かったです。でも風があるんで、汗がだらだらになるほどでなく、暑さもどこかが”秋”なんですよね。

　（いつものバットですが、これ横幅が２２ｃｍ。わかりずらいですが３１ｃｍです。やったね）

　台風後、ボーズ覚悟で来たんで、最大サイズのメジナが連れて満足でした。これは台風直後だから？秋になったから？

　天気：晴れ、気温：３０度以上、中潮、最大８ｍで最後は５ｍぐらい？