2度目の春 


 2020の春から1年以上。

新型コロナも出口が見えてきた。


五輪を理由にテヘペロでワクチンの早期入手と思っていたが。

さすがに欧米に比べて軽度の感染状況では早期の購入は出来ず。


マンボウや緊急事態に加えて、冬の貧果が頭をよぎる。

気付けば半年も釣りに出掛けんかった。


こうなると完全に出不精になってしまう。

さらに、梅雨時はあのにっくきヌカカの季節。

小鯖が湧いて、雑魚のオンパレードと思うと億劫だ。


いかん!!

そのうち灼熱の夏に入るともっと行きたく無くなるゾ。


久しぶりすぎて忘れもんが怖いが、ヘッドライトと棒電池さえあれば夜釣りにはなる。

冷凍庫から引っ張り出したオキアミは霜だらけじゃ!



 どの程度の厚着が必要かもわからんのも怖い。

寒いのも暑いのも釣りには困る。

暑くてもヌカカ対策のために肌は隠さんといかん。


そういえば、近所のスーパーやホームセンターしか行っとらんのでガソリンも半年は入れ取らんな。






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お久しぶり

 半年ぶりの夜道のドライブだが街の景色も少し変わっている。

国道16号を走っていても、ガソリンスタンドがつぶれとる。

飲食店も数件閉鎖されていて、雑草すら生えている。

結構時間がたっておるんだろう。


それにしてもガソリンが高い。

さすがに帰り道では満タンにせんといかんが、諭吉が飛んでいきそうじゃ。


 世界はEVへまっしぐら。

ガソリンを入れるのも後10年ぐらいとなるかもしれん。

次の車の買い替えはタイミングが難しそうじゃ。

割高なEVをつかまされるか、こなれたやつが回ってくるか。

いつぞの、地デジ切り替え前後のテレビのようなもんじゃ。


 釣り場近くの田舎道は草刈りがされておらず、草がぼうぼう。

駐車場には数台の車が。

海を覗くと既に電気ウキが浮いとる。


 アカンか・・・

と思って釣り座を見渡すと、なぜか目当ての場所は空いておる。

ラッキーだが、釣れとらんと言うことか?


風が強く、ヌカカに襲われることはなさそうじゃ。

上弦の月が西の山に沈んでいく。


小潮で動きは悪いが、夜の内は潮位が高い。

それほど悪くないが、どんなもんか。


 最初の数投はドキドキだ。

久しぶりの電気ウキが海面に揺らめく様はいつ見てもいいじゃ。

ただ、想像通りあたりは無い。

3本針の一番上にいつもの赤タン、それ以外はオキアミ


 次の手は蛍光球

こいつは効果が高い。

期待すること数投でウキが軽くしもった。

DSC_0005

お前も小さいのう。

フグですら子供か。

エサは全く残らんので、今日はこいつに悩まされそうだ。


 風が結構吹いている。

フードを被らないと湿った潮風で少し寒い。

開始1時間はフグとの闘い。

鯵は全くあたらない。


早速気分転換のアレだ。

DSC_0006

今日の清掃活動は少ない。

釣り関連のごみはなく、定番のたばこ。

LARK2箱ですか・・・

同一人物ですかな。


SNSやブログでゴミを捨てるな、マナーを守ろうと声をかけている人をよく見る。

いいことだと思う。

ただ、わしはそんなことは言わん。

そんな声掛けをしてやめる程度の輩はそもそもゴミを捨てん。

ごみを捨てることに何ら罪悪感を感じない。

猿に毛の生えた程度の知能ではわからん。

そもそもゴミ捨てをマナーでとらえてはイカン。

ただの不法投棄だ。


 洗濯機だろうが、たばこの吸い殻だろうが、不法投棄として取りしまえばいい。

まあ、わしは自分が出来ることをするまでじゃ。

世の中そんなもんだ。


 フグばっかり釣ってもしょうがない。

潮が動かないので、急にアジが釣れるとも思わん。

だが、梅雨時期に遠投すれば釣れる奴がおる。

特定の方向に遠投して、小さな誘いを10秒に一度入れると釣れる奴。


そいつを狙って開始から1時間は経っただろうか・・・

これまでとは全く違う勢いでウキが沈んだ。

アイツの可能性を考えると大きな合わせは口切れしてしまう。

ゆっくり竿を起こすと、強いあたり。

フグのコン×3というあたりとは違う。

アジだともっとギュンギュンともっとゆっくりしたあたりだ。


ゴン・・ ゴン・ゴン と鋭く早いあたり。

とにかく口切れしない様に、テンションをかけつつ、100m以上の遠投分を回収する。

LEDは20m先でもほとんど見えず、潜ったままだ。

遠投用に竿は3号なので急な突っ込みはドラグに頼らないと口切れする。


LEDが見えてきてもゴン・ゴンというあたりは変わらず、やはりアジではない。

でかいフグか、それともアイツか?

DSC_0007

いらっしゃい!!!

まあまあでかい。

尺にあと1歩の29cm。

ここまででかいとウリボウと呼ばれる縞はない。

これだけあれば、まあ刺身に出来るだろう。


梅雨の魚と言えば鰯か伊佐木だ。

周りの釣り人はぽつぽつおるが、ド遠投せんと釣れんのは知らんじゃろう。


半年ぶりに釣れたこいつはなかなか良いぞ。



 その後も少し粘ったが後が続かん。

潮が完全に止まって、風も止まった。

しばし休憩。


 釣り座を少し散歩するが潮だまりには切れたアマモがどっさり浮かんどる。

アオリが釣れそうだが、墨跡がないと餌木を投げる気も起きん。


気付けば先行者の電気ウキが見えん。

撤収した様だ。


たしかに、あたりはフグばかりでアジは釣れん。

近場を狙う釣り人には面白くない日だ。



 休憩明けからは向かい風が結構強い。

遠投したいところだが、こればっかりはどうしようもない。

フグに針を時々とられながらも、たまに入れる誘いにあたりが出た。


ゴン・ゴンと言うあたりはイサキだ。

手に伝わる間隔は全く同じ。

やはりフグにコン×3 とは違う。

沢山は釣れんので、あたりはしっかりランディングせんといかん。

DSC_0008

サイズダウンの25cm。

よしよし。


こいつは夜にしか釣れん

東の空が白み始める朝まづめにはあたりが無くなる。

真夜中のこの時間で何匹釣れるか。


 針を取られると針を付けなおして、蛍光球を刺す。

針だ糸の太さなどにこだわるより、蛍光球を刺すべし。

とにかく夜釣りでは魚に見つかる工夫が重要だ。

以前紹介した蛍光球いわし油

#オキアミ を #いわし油 で漬けて集魚力アップ 自分だけ電気ウキがスパスパしもる!
www.gemini-blog.com


沢山いる釣り人の中から自分の針に食わせたいならいわし油だろう。

魚影が薄い中で、魚に針を見つけてもらうには蛍光球だ。

波浪の谷間に #外房 で #アジ がまたサイズアップ #ムツ もおまけに #カゴ釣り
www.gemini-blog.com


ソフトタイプであれば、針にさせるので簡単に使えて安く、効果が高い。


フグの猛攻の中で、これまでとは違ういつものあたりも。

アジがポツポツ上がるが、やはりサイズは小さい。

泳がせにはちょうどよい20cm弱。

活かせバケツに確保しつつ、続けるとイサキをもう1匹。

帰宅後の映像だが、今日は3匹のイサキ。

DSC_0012


22cmのバットをはみ出す大きさは、ひとまず満足。



3時過ぎると、あたりが遠のく。

幾ら投げてもフグのあたりがポツポツ。


日の出が早く、4時過ぎには空が白み始める。


日の出前には泳がせの竿を追加してアジをポイ。

釣り人が増え始めて各々竿をだす。

横はフカセで、後ろはサビキと遠投カゴ。

対岸にはルアーマン。


 釣れん時は、誰かでもいいからおおもんを釣り上げるのを見るのも楽しい。

隣のおっさんのコマセには小さなフグがワンさと寄っとるぞ・・・


泳がせは何に異常もない。

全く雰囲気を感じん。

これはアカンゾ。


カゴ釣りには小鯖のあたりもない。

泳がせのアジは1時間たっても元気なまま。

6時過ぎには納竿。

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生きアジはまだ3匹もおるが、もっとでかくなれよ!


気付けば釣り人がわんさと増えて来た。

何か釣れるといいがのう。



下処理をして数日熟成か?

腹の中には3匹ともに

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すっスマンのう。

美味しく頂くゾ。



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