大物釣り 


 以前、タモを貸してくれとお願いされたことがあった。

ウキを落としたらしく、タモで掬いたいとのこと。

難なくウキを救った後の会話。



隣「やっぱりタモはないといけませんな」

鷲「そうですな、大物が掛かった時のためにも持ってこんといかんですな」

隣「ははっ、大物なんか掛かるんですか」

鷲「・・・」


 大物を釣る準備をしていない人には釣れんじゃろうな。

っとは言わんが、釣り具の落水に備える意味でもタモは釣りに必須じゃ。
(そもそも人に借りておいて、必要ですか?と言う神経がわからん・・・)

最近ご無沙汰しておるが、大物のボラを何本これで上げたか!!
(ボラは要らんが、なぜかこいつはバレにくい!)


 最近このランディングシャフトが壊れた。

以前はタモ自体が壊れたが、今回はシャフト。

こうだ。

DSC_2140


タモを使う人ならすぐにわかるだろう。


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竿尻 


 竿尻が抜けてしまった。

DSC_2141


ランディングシャフトも竿尻と呼ぶのかは知らんが・・・

何がよいかわからんので、安いものをと買ったのが、このシャフト。


何と4年も使用した。
(継数:10本、仕舞長:56cm、自重:480g)

長さは5mは欲しいと思ったが、渡船でもしない限り4.5mのシャフトで困ることはなかった。



2年前ぐらいに、ど素人にタモ入れをお願いした(してしまった・・・)。


魚は掬えたが、真ん中あたりにひびが入った。

振り出しタイプのタモを水平に掬い上げる人だった・・・
(口で説明は難しいが、竿尻を天に向けてタモを引き上げるのが正解)


途中でぽっきり折れて、ひび割れたが、セロハンテープで補強してだましだまし。


タモ入れに一言だけ。

タモ入れは釣りの中で恐らく最も難しい作業

網に魚を入れたら、網から飛び出さない様にテンションを張り続ける。

そして、シャフトを水平から垂直に変えてネットを引っ張り上げる。

手前がテトラや岩場だと牡蠣殻なんかに網が引っ掛かる。

そして・・・ 失敗してバラした時のあの空気・・・
(わしは頼まれん限り人のランディングを手伝わない)

学んだことは一つ。

人に掬ってもらうのでなく、一人で竿を持ちながらタモ入れする技術を身に着けること。

親切心だけでタモ入れを手伝おうとするのは青い。
(振り出しタイプは金魚すくいとはわけが違うゾ)


竿尻のキャップを何度も探したがない。

年末か・・・・

ポチっとしてもうた。

長さ 



 素人が使うぶんには、重要なことはただ一つ。

シャフトの長さだ。

カタログ上では仕舞長と書かれている。


 この長さが使い勝手と強度を決める。
(もちろん、素材のカーボン含有量が強度と値段を決める)

仕舞長が短いと持ち運びしやすい。

ランガンするタイプの釣りでは、持ち運ぶことが多く、短い方がよい。

一方で、大物になるほどシャフトが固い方が扱いやすい。

磯場になると長さが求められる。

そうこうした理由からだろう、長さは大体3パターンに分けられる。

  • 1mクラス
 仕舞長が長いほど継ぎ目が少なく、継数が減る。

 1本自体が長いほど強度が高く、また軽くなる。

 ただ、1mクラスの長さとなると普通はネットを外して持ち運びすることになるだろう。

 釣り場でネットをシャフトに付けて、外すのは面倒だ・・・


  •  50cmクラス
 反対に仕舞長が短いタイプ。

 継数が多く、伸ばすとかなりしなる

 持ち運びは最もしやすいが、大物をランディングした場合にシャフトが大きく曲がる。

 うまく引き上げないとタモから魚が飛び出す。

 しかし、シャフトを水平にして取り込もうとすると・・・ 折れる。

 ランディングが一番難しいのがこのタイプ。

 30~40cmで1kg未満の魚なら全く問題ないだろう。


  •  中間クラス
 中間の長さがどのくらいかは全長次第。

 継数を減らそうとすれば、仕舞長は長くなる。

 持ち運びしやすさ取り扱いしやすさの両方のバランスを取ったモデル。



 1mクラスは次数が少なく、伸ばすのも早い。

シャフト自体が固いので物干しざおを伸ばすようなもんだ。

海面から距離がある、波が強くランディング中にタモがぶれる磯場などはこれだろう。

逆に50cmクラスは波止釣り、ビギナー用で値段優先。

柔らかいので扱いにくく、折れやすいのでビギナーは使いにくいともいえるが。


 ということで、今回は仕舞長が長く固めの5mシャフトを選択。
(継数:9本、仕舞長:70.5cm、自重:587g)


国内メーカの中でお手頃をと思ったが・・・

長く使うためには、いいものをとdaiwaを選らんで見た。
(ちなみに、シマノは品質を追って倍の値段)



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仕舞長が70.5cmと長くなったが、ネットを少しはみ出す程度で持ち運びに難なし。

前回のものはフック式だったが、こいつはショルダーベルト式。

ダイワはやっぱりデザインが良い。


ちなみに、シャフトとタモをつなぐタモジョイントは以前からの使いまわし。

こいつも前回のシャフトと同じ4年物だが、こいつは不具合や錆なく再利用。

こいつを選んで正解じゃった。


 ちなみに、タモも買い替えて早や1年。

全く不具合や錆びなく使用中でこちらも正解じゃった。

やはり、渡船でもなければ折り畳み式は強度が弱く要らん。



 さあ、こいつでどんな大物を掬ったろうかのう!!


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