冬はまだ 


 釣りフェスという言葉をよく見る。

昨年まではフィッシング・ショーだったはずだが、流行りに乗って”フェス”なんだろう。

このイベントを聞き始めると、憂鬱になる。

閑散期だからこそ、イベントを打って財布のひもを緩めようとする。

要するに釣れないシーズンに入ったということだ。

それにしても、絶対に釣れない鮎釣りをこんな時期に流すテレビってどうでしょう・・・(販促?反則?!)


釣り人も魚と同じで、乗っ込み待ちに入るのか・・・




 それにしても地上は完全に真冬モードに入ってしもうた。

朝方の気温は0度に近い。

日中も日差しが出ても10度を超えない。

そして、が強い。


 とはいえ、海水温はまだまだ暖かい。

無題

外房はまだ19℃近くあり、暖かい。

黒潮はやはりスゴイ。

この水温であれば、釣りを諦めるような状況にはまだまだ遠い。

(かどうかは別として)とにかく釣りだ。


 なんせ、予感は感じながら、今シーズンのヒラメはまだ2枚。

熟成しながら時間をかけて食べた、もはやあの味は遠い昔。




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遠のくアジ 

 前回はメーターオーバーのサメをあげた。

食べるわけではない。

どうこういう感情はないが、大きな青物が掛かった時の練習と思えばよい。


でかい魚は綱引きでは釣れん。

ショアから釣れる程度の魚であれば、引っ張り合いで人間が負けることは考えられない。

人間が勝てば、ハリス切れ、口切れ、針外れとなってしまう。

サメだろうが、ウツボだろうがランディングする技術は磨かんとかんといかん。

サメ・ウツボが上げられん奴にヒラメは上がらん。


 ここ最近の夜のドライブでは低温のアラームが鳴り始めた。

外気が3度以下になると、路面凍結に注意喚起にアラームが鳴ってビクッとくる。

もう陸上は真冬モードだ。



まあ、完全な防寒ウェアを年末に買ったので寒さに負けることはない。

しかし、アジの数が極端に減ってきた

もはや、アジを釣って帰るのが目的ではないが、生き餌としてアジはないと泳がせが出来ん。


いつもの通りコマセの準備だ。

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まずは、安定の白い粉でスタート。

とにかく、同じことを飽きもせずに繰り返す忍耐力は大切だ。

が、それだけでは次につながらない。

ということで、久しぶりにこれを持ち込んだ。

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近くのキャスティングで30g購入。

10g単位で販売しているキャスティングは素晴らしい。

大抵は500円か50g単位の販売だ。


最近は最初からあたりが無い。

エサは残らない。

となると・・・・

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大量にいるようだ。


それを見上げると・・・

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こうだ。

大きな月が雲一つない空に浮かんでいる。

これは、思いやられるぞ・・・


まあ、ぼちぼちやるしかない。

開始から15分ほど経ってかれ1匹目が釣れる。

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サイズは17cmぐらいだろうか。

エサには悪くないサイズだ。

持って帰るには小さい。

まあ、とにかくもう少し釣れんと困る。


そろそろ青イソメを使おうか。

最初はオキアミと赤タンからスタートしたが、青イソメを付ける。

DSC_1914

結局、食うのは赤タンか!!

この日は終始食いが渋かったが、青イソメへの反応はオキアミと変わらなかった。

それほど、魚影が薄いというつまらん海だ。


まだ、生かしバケツにアジは少ないが、さっそく泳がせの竿を出す。

夜中はサメしかいないかもしれんが、月明かりにヒラメが反応するかもしれん。



と思わんと、やってられん・・・



こうなると・・・・

DSC_1904

今日の拾果(しゅうか?)はこれだ。

釣れない時の清掃活動。

慣れると、特段の感情の変化なくビニール袋に入れられるが、たばこの吸い殻だけはまだ感情を揺さぶられる。

自然はお前のごみ箱ではない。

いい年したおっさんなら、年相応のモラルを身に付けろ!

他の釣りブログでは灰皿持参の方も見かける。

それがいいのではない、それが当たり前だ。

アゲイン 


 場を何度休ませても、魚は戻ってこない。

よく、あきらめずにコマセを同じところに・・・ と言う。

そうなんだろう・・・・ か!? 本当か?



などと言っていると、泳がせのウキがしもり始めた。

ゆっくりだが横に動き始めて、海中に消えた。

ゆっくり竿を立てて合わせを入れると、あのあたりが始まった。


デュン、ドューン… ぐぐぐーーー・・・


これは、でかそうだ。

潮はあげ始めてきたものの、まだかなり浅い。

ただ、サメは根に潜ったりしないので根掛かりはないだろう。

カゴ釣りの竿を回収しておく。

タモをもって格闘開始だ。



まずは、ドラグを緩める。

最初からドラグを締めると、初動の首振りですぐに切られる。

道糸はあっという間に出ていく。

10m毎にPEラインに色がついているが、その色がどんどん変わる。


スプールの糸もどんどん出ていくので、少し恐怖心すら出てくる。

ドラグは緩めたのにもかかわらず、時々竿をのされるほどのあたりがまだある。


ここでボーっと糸を出されてはイカン。

糸を出しているのは、相手を弱らせるためだ。

ポンピングしながら糸をもまく。

まだまだ相手の方が元気なので、スプールのラインの糸はどんどん変わっていく。


それが、10分程度経った頃からか、ラインの色が黄色のまま変わらないようになる。

それから、数分経つとラインが徐々に巻けてくる。

もちろん、勢いをぶり返してまた黄色に戻るが、もう折り返し地点は過ぎている。


15分もこれを繰り返すと息も上がる。

あまりラインを出しすぎると、沖にあるどこぞの根に絡むかもしれん。

海藻に絡むこともある。


ここら辺から、少しづつドラグを締め始める。

突発的な突っ込みがなくなるので切れる可能性は下がる。


そのうち、一気にこちらが優勢になるのがわかる。

スプールのラインが確実に変わってくる。

そして、電気ウキが次第に見えてくる。

海面に近い足場に相手を誘導して、魚影を確認すると・・・

やはりサメだ。

DSC_1915

ナントかタモに入れたものの、引き上げる時にズシリと重い。

腕だけでは全く上がらない重量感。

タモの柄ではなく、タモ枠を持たんと壊れるゾ!

しっかり腰を入れんと上げられない。

タモは長い方が65cm。

10kgとは言わんな、これは。


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親針を外して、口の中を覗く。

孫針がしっかり掛かっている。

特殊なお口なので、フィッシュグリップも使えんではないか!?

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何じゃお前の目は!?

白めの中にグレーの目があって、その中に三日月の様な黒目がある。

だから、気持ち悪いんじゃ!!

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でかかった、120cmのメジャーを超えておる。

そしてこの!!!

何を食ッとんじゃ。


まあ、練習相手になってくれたんで許してやろう。

ほうら、帰って行け!

どぼーーん。


釣り場にはわししかおらん。

暗闇がまた戻ってきた。

20分は格闘しただろう。

ゼイゼイ、息が上がっておる。

完全防寒なんで、防寒ウェアのジッパーを開けんと汗びっしょりになるわ。


それにしても、ダイワの3000番クラスのリールでは10kgオーバーを上げるのはつらい。

そもそも、10kg以上をターゲットにはしておらんゾ!

たかだか3kgぐらいまでのヒラメあたりを考えておるのに。

こうなると、最低4000番クラスのリールをまた買うかのう・・・

ドラグ設定がもっとましにできんと、安心してやり取りできん!



その後もアジは全くアカン。

期待の青イソメも全くの不発。

そういえば、釣り人が一人来て、近くの釣り場でも全くダメと言っとった。

景気の良い釣果もネットでは乗っておるが、こっちには回ってこんぞ。


ちなみに、この日はもう一匹サメが掛かった。

ちょっと小さ目で、やり取りも同じ。

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見よこの潜水艦!

こんなやつに食われるアジの気持ちをお察しする・・・


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しっかりフッキングしておる。

なんじゃ、鼻の穴があるんかお前は!?

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お、弟か?

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こいつは一回り小さく、軽かった。

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103cmで、一応メーターオーバー。

今日の泳がせは100発100中じゃ!!!


・・・

・・・

朝まづめ

・・・


何もないぞ。

相変わらずエサ取りばかりでアジは掛からん。

ほんのたまに回遊してくるんだろう。

それ以外、海の中は全部フグか!


期待の泳がせも日が昇ってからは全然ダメ。

DSC_1926

泳がせでたくさん使ったが、持ち帰りは5匹・・・

まあ、メーターオーバーが2匹釣れたのは良しとしよう。

掛かった魚をしっかりランディングする!


ただ、持ち帰りがこれではさすがにつまらん。

やはり、泳がせで食える魚を釣らんといかんな・・・

学習 学習・・・

今回は久しぶりの青イソメも持ち込んだが、特段の反応は無し。

要するに、アジがいないということだろう。

目先を変えるための青イソメもいいかもしれんが、やはり赤タンが効果的だ。


そういえば・・・



ドチザメは食えるんか?


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