PEライン 


 いつからか、PEラインを使い始めた。

ナイロンは糸癖が付くのと、経年の劣化で高切れするのが気になったからだ。

飛距離アップのために、より軽く細いラインを使いたいというのもその理由だ。


一方で、PEラインのデメリットもある。

腰が無い糸なので、非常に絡みやすく、ほどくのが非常に難しい。

ナイロンなら少々引っ張って玉が出来ても糸に張りがあるのでほどきやすいが、PEはそうはいかない。


道糸が潮に流れると、お隣さんと直ぐにお祭りしてしまう。

ナイロンは比重が重く、海中に沈むが、PEは海面に浮くために潮に流される。

お隣さんが仕掛けを回収すると、それに絡む。

出来れば潮下でやりたいが、そうはいかない。


それ以上にずっとPEに悩まされてきたことがある。



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カゴ釣りとPE 


 カゴ釣りでPEを使う。

基本的に遠投で、仕掛けも重い。

好調にあたりがあったのに、あたりがふとなくなり始めることが在る。

大抵は棚ボケだ。


 せっかく釣れている棚に合わせたウキ止めが移動してしまう。

何度元に戻しても、結びなおしてもダメだ。


違う製品を試しても大差ないため、どれも同じなんだろうと思っていたが・・・・


ネットで調べて評価が高いのが、ヨーヅリの”スーパーウキ止め”。


確かに、「PEライン対応」と明記してある。

ダメもとで買ってみた。

DSC_1850



大抵のウキ止めは200円程度だが、こいつは少し割高。

また、糸の長さも少なめ。

DSC_1867

に見える・・・



今まで使っていたウキ止めの糸はこのウィリータイプか、裁縫用に使うような綿の様なタイプ。

最初はそこそこ粘るが、一度滑り始めるとよくずれる。


ガイドの中にまで糸止めが入ると、遠投した時の衝撃だろうか・・・ 棚ボケする。

2箇所にウキ止めをする、なんてのは当然試すが、そういうレベルではない。

せっかく、連騰し始めた時に棚ボケが始まると・・・

また、気付かずに棚が大きくずれると仕掛けが根掛かりしてロストなんてことも。


一方で、スーパーウキ止めの糸は、非常に張りのあるのが特徴。

極端言えば、ご祝儀袋の糸引きの様な張りで、結び目を作るとPEの凹凸によく絡む。

PEとウキ止め双方の凹凸がしっかり絡み合うような感覚で、棚ボケが少なくなった。


棚ずれがなくなる、ことはない。

10号以上のおもりを遠投すると、着水時の衝撃でずれてしまうのはしょうがない。

2か所止めにすると、効果はより高くなる。


もっと早く出会えて置けば・・・

と思える商品だ。

もう他の糸止めを買うことはあり得ない。


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