強風続き
風が強い。
とにかく風が強い。
5m(/s)なら悩みもするが、10mを超えると論外だ。
それがずっと続いて悶々とする。
釣りに我慢は必要だが、釣りに行くのを我慢するのは・・・ 我慢ならん。
とはいえ、風速5m以上は釣行に出ないことに決めている。
このルールを曲げていい結果が出たことはほとんどない。
予報が5mであれば、海岸沿いはそれ以上だ。
むしろ狙い目は海が少し荒れた次の日、二日後ぐらいだ。
少しうねりが残り、フグや木っ端が減って、付けエサが残る。
こういう時に回遊が回ってくると・・・ ビックチャンスだ!
まあまあ、想像はそれぐらいにして。
久しぶりの釣行だ!
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予報
前回の釣行から2週間以上経った。
風が強いか雨が降る。
そうなるとこの時期の釣行はNGだ。

う~ん、いつもならNGにしたいところだが、今後の予報も風が強い。
予報が4mということは、海岸沿いは5mを超すということじゃ。
4,3、4・・・ ピークを付けて弱まるわけでなく上下を繰り返すということは怪しい・・・
まあ、それでも我慢ならん!!
知らん知らん、出発じゃ。
街路樹の葉っぱがほとんど落ちてきた。
ここからの気温低下は海水が冷たくなって手がしばれる。
こればっかりはどうしようもない。
極端な水温低下は釣果に響く。
雪でも降れば一気に釣果へ響くゾ。
などと考えながら運転すれば、あっという間に現場に到着じゃ。
先行者有だが、車は1台。
何とか竿は出せそうじゃ。
車から降りて防寒装備を装着。
キャリアを引くと、風で雑草が揺れている。
先行者は午後2から夕まず目を狙ったそうだが空振りとのこと。
その後、粘ってポツポツ釣れたそうだが、あたりはかなり渋いようだ。
ずっと風が強い海況が続いているので、木っ端が海岸に寄ってこないんだろう。
エサ取りが減るのはいいが、回遊も寄ってこんようでは釣りにならんぞ・・・
心なしか、釣りの準備もゆったりじゃ。
早く竿を出してもしょうがない、じっくりいかんと。
案の定、仕掛けを投入してもあたりが無い。
エサも残る・・・
そういえば、久しぶりの釣行でヘットライトがつかん。
トランクをあさって小さなライトは見つかったが、光量が小さくやりづらい。
ただですら老眼で夜は弱いんじゃ。
エサが付けづらいし、風で仕掛けが絡むが暗くて見えんぞ!
などと気分下げ下げの中、お隣さんが納竿となった・・・
風は時折、置き竿を吹き飛ばすほどで、仕掛けも遠くまで届かない。
親切にも先行者がコマセを譲ると言ってくれたが・・・・
必要十分にはあるし、この状況では入れ食いでコマセ切れの見込みはない。
丁重にお断りをした。
そこから2時間ほど餌は残り気味で、釣果0。
気長に行こうと決めて、休憩に入る。
気になるのは風だけだが、風は強まる気配。
とにかくヘッドライトが無いのがつらい。
帰ってから確認すると、予想通りの断線。
充電満タンだが、分解するとハンダが切れている。
はんだ付けして無事修理完了。
それはさておき、無理やり1時間ほどの休憩を取ってから釣り再開。
今日は餌がなくなってもフグは一度も上がらんぞ。
相変わらず釣り人はいない。
到着時に出ていた月はいつの間にか西の空に沈んで真っ暗。
再開してポツポツアジが上がり始めるが、型はぼちぼち。
20cmがやっと。
(日の出後の撮影・・・)
そこからもポツポツとしか続かず、もう一度休憩。
とにかく釣れない時に頑張っても回遊魚は釣れん。
根魚やチヌなら粘らんといかんだろうが、回遊魚はいなければ釣れん。
・・・
・・・
日の出まで後2時間。
朝まづめに向けて、回遊の予感もあり釣りを再開。
想定通り、ここからはウキにあたりが戻り始めた。
最大は22cm。
まあ、こんなもんだがウキが下がるのが楽しい。
ここからのラッシュでバケツにアジが貯まり始めた。
今日は夜釣りの泳がせを試したかったが、とにかく風が強すぎる。
生きアジを5匹ほどブクブクで生かしつつ、あたりが白み始めた。
夜間に解凍しておいたアジのアラ。
2度の休憩から釣り座に戻ると袋がビリビリに破かれていた。
恐らく鳥だろう。
野生はすごいもんだ。ビニール袋と、くるんでおいた新聞がビリビリだ。
釣り座を汚してしまったのは残念だが、掃除して残ったアラをまとめておいた。
ここでまづめ狙いの釣り人登場。
ご挨拶頂き、隣に入った。
東の空は若干白み始めたがまだ暗い。
こんな中、お隣さんは海面を何度もライトで照らす・・・
釣果は上がっていないので気持ちはわかるが、海面を照らすのはイカンですよ。
我が家の水槽では、懐中電灯を当てたハヤは狂ったように暴れて隠れようとする。
野生の魚に取って光は恐怖に違いない。
案の定、そこからアジのあたりが遠のき始める。
せっかくの朝まづめが台無しじゃ。
何度も照らすので一言モノ申そうかとも考えたが・・・・
装備を見ると、昨日今日の釣り人ではないようだ。
”海面を照らすな”とは釣り人なら一度は聞いたことが在るはず。
・・・・ 釣りは我慢じゃ。
アジはあきらめて、泳がせの準備に入る。
とにかくヘッドライトが無いので、釣り糸が結べない。
サルカンとハリスを結ぶだけだが、それが大変で、隣ではヘッドライトを付けた釣り人。
他の釣り人も竿は曲がっていない。
風があるので、むらっ気が出て雰囲気はある。
バケツのアジはぶくぶくの甲斐もなく、腹お見せて沈んでいる。
酸素ではなく、おそらく水温のせいだろう。
汲み上げた直後の海水はほのかに暖かいが、海風にさらされると30分もすればキンキンに冷たくなる。
一℃の水温変化が致命傷と言われる魚、バケツの中なのアジはひとたまりもない。
案の定、鼻掛けするアジは小さく動いている。
死んではいないようだ。
1投目を投入。
やはりアジは生きている様で、潮の流れに逆らってウキが流れない。
鳥に食われて残ったアジのアラをポイじゃ。
このコマセが魚を寄せてくれればいいんじゃが。
カゴ釣りは場を荒らされてテンションは下がってしもうたが、一応仕掛けを投入。
どんどん餌が残るゾ。
そんな時、泳がせの電気ウキがスパッと沈んだ。
早や合わせは厳禁。
だが、足周りは水深も浅く根が多いので、あまり時間をかけるとハリスが根に絡む。
沈んだ緑の電気ウキは全く見えなくなって、浮かんでこない。
一発目のあたりなので、ここらへんで合わせを入れてやろう。
糸ふけを取って、緊張の瞬間、おりゃあ!!
乗った!!
青物ではない、感覚はヒラメかウツボじゃ。
雑巾の様な重さはなく、にぶくズンズンと根に潜り込むあたりだ。
これより強く根に潜ればウツボだろうが、そこまでの力はない。
となると、ヒラメか小さなウツボだろう。
楽しい!!
ドキドキだが、リールを巻く手が”ヒラメ”を確信している。
足場からおそらく、竿4~5本程度しか糸は出ていない。
ほどなくウキが上がり始めた。
抵抗はそれほど強くないが、潜り込むあたりには喧嘩せず、丁寧にいなす。
ウキが海面から出たが、まだ魚影が見えない。
サルカンが海面から1mほど出たところで、ゆらゆらと見えた魚は!!
やはりヒラメだ!
少し型が小さいのか、手ごたえが小さかったようだ。
1投目のランディングでヒラメ。
ちなみに、アジの釣果は大したことはない。
これを上げないと、寒風吹き荒む中、アジがちょろで終わってしまう。
後リールを一撒きすれば楽になるのに、面倒がってタモ入れをやり直すこと数度。
どーん!!
前回より一回り小さく、体高が無い。
まあ、ヒラメはヒラメじゃ。
47cm。
やはり、あのアジアラの撒き餌は効いている。
前回釣り上げた時もアラを撒いたし、今回もアラを撒いてすぐにかかった。
頭と内蔵のアラなので、血の匂いがフィッシュイーターを寄せてくるのだろう。
幸い、ウツボが寄ってこない。
ウツボが寄ってくれば、釣りにならんだろうに・・・
脳天締めと血抜きのためにエラを切断、バケツに突っ込んで次へ。
鳥に食われて残念ながらアラはもうない。
一縷の望みを込めて、シマアジ用にカゴも投げるが、あたりはない。
あたりはないどころか餌が残る。
風が強いので、カゴ釣りと泳がせの二刀流が難しい。
絡まったカゴ釣りの仕掛けをほどいていると、ふと見た泳がせのウキが無い。
日の出後の海面にウキを探すことしばし。
やはり無い!
カゴの仕掛けを放り出して、泳がせの4号竿を握る。
糸ふけを取って、すぐに合わせを入れると・・・・
間違いなくヒラメのあたり。
1匹目より若干大きめのあたりで、根掛かりはしていない。
ゆっくり竿を立てて、リールを3~4度巻く。
もう一度竿を立てる。
グーっと竿を立てると、最初のヒラメと同じようなにぶく、根に潜るあたり。
竿を立て切って、リールを巻こうとしたその時。
ブチっ!!
あ・・・!?
あ・・・・・・
ウキは上がってくるので高切れではない。
ウキ下の三又サルカンも見えたが針が無い。
親針・孫針ごと切られた、ということはおそらくヒラメだ。
・・・
・・・
こればっかりはしょうがない。
掛かりどころが悪ければ、6号のハリスは簡単に切られてしまう。
ウツボの力で6号のハリスは簡単には切れないはずだ。
残念だが、こればかりは仕方ない。
まだいる、それも1投目からほどなくあたりが出たのはいい兆候だ。
一日複数のヒラメはあげたことはない。
バケツにはまだ3匹アジが残っている。
時間がもったいない、残ったハリスに親針だけを付けて再投入。
殺気を消すために、カゴ釣りに戻る。
絡まった仕掛けをあきらめ、新しい仕掛けを投入。
なんと、横目に見えた泳がせのウキがダンシングを始める。
こんなにあたりが多い泳がせは初めてだ。
海が少し荒れた後はやはりいい。
台風や大寒波で大荒れ・ちゃんぽんの後は海はリセットされて魚影は遠のく。
が、少しバシャバシャ荒れた後はちょうどいい。
食い気が強いなら、フッキングさせてやろうと、少し早やあわせが頭にちらつく。
糸ふけを取って、ウキが沈んで5秒・・・・
さすがに早い。
そこから5秒で、おりゃー!!
ぐぐっ、 ぐ・・・ すーー・・・・
早かったかな・・・ うん。
もう忘れているが、トレブルフックの孫針は付いていない。
しっかり飲ませないといかんのに。
まだまだじゃ!!
なんか、可能性を感じつつける泳がせは初めてじゃ。
ここらへで、お隣さんは撤収の様だ。
朝まづめの2時間弱。
あきらめの速さは大切だが、こちらからするとヘッドライトで海面を照らしてノーフィッシュ。
ちょっとした迷惑じゃ。
ルール違反とは言わんが、マナー違反に間違いない。
海面を照らして釣れる魚は、太刀魚かオフショアのイカ釣りぐらい。
ヘッドライトは前面ではなく、足元を照らすようにしてほしいもんじゃ。
そんなこんなで淡い期待のシマアジは相変わらずあたり無し。
結局一度もフグが掛からないのは珍しい。
ムラっ気があるので雰囲気はかなりいいが、とにかく風が強すぎて二刀流は扱いきらん。
泳がせもあたりが無く、そろそろ納竿じゃ。
カゴ釣りの竿を片付けに入り、竿をたたんところで!?!!?
潮下にあるはずの泳がせの道糸が、潮上に向いて90度変わっている。
それも、道糸はぴんと張っている。
あかん、付いとる!!
あわせ以前に、完全に飲み込んどるぞ!!!。
慌てて泳がせの竿を握り、合わせを入れて・・・・
あ・あ・・ アカン!!
完全に値掛かりじゃ。
ハリスが根に掛かっている感覚がすぐにわかる。
ダメだ、ここまでくると外れることはほとんどない・・・
ごり巻きしてあきらめ、5分放置。
それでも出てこないので、ドラグを締めて・・・
三又サルカンでぷっつり行ってもうた。
納竿じゃ・・・
今日は紆余曲折のあった日じゃ。
序盤からは無反応。
朝まづめ前のアジラッシュ。
1投目のヒラメに、その後の3度のあたり。
あわよくば2匹以上揚げられる可能性もあったはず。
反省もあるが、収穫も多い。
とにかくヒラメを複数上げる壁を超えんといかん。
海水はここ数日の悪天候でかなり下がっている。
ここと比べると1~2度低いがショアは温度変化が大きい。
雪の予報も出ておるので、急激な低下は勘弁してほしいもんじゃ。
濁りがかなり下がってきた。
海水温が下がった影響じゃ。
これでは魚影が遠のいてしまう。
一気に真冬モードはいかんぞ。
緩やかに上がってほしいもんじゃ。
ヒラメは何とかぎりぎり入った。
復路で行きつけの魚屋さんに立ち寄り。
あまり大した魚はなく残念だった。
まあ、ヒラメの刺身があるのでいいか・・・
そういえば、カード決済端末が入っていた。
こんなところでもキャッシュレスの波が来ているんだな・・・
今どき現金だけの小売店はさすがにいかんぞ。
金アジは相変わらずうまそうじゃ。
持ち帰りはアジ14にヒラメ1。
重さはちょうど1kg。
50cm以下となると、ちと小さいぞ。
この絵は何度か撮ったが、やはり複数枚のヒラメを釣り上げたいもんじゃ。
もちろん、天然の証でお腹は真っ白じゃ!!!
すぐに金だわしでうろこをさばいて・・・
ちとグロいが胃袋の中身を確認。
ほぼ消化が完了した、小魚を発見。
もはや原型が無いが、骨格からするとアジじゃな。
目先の予報も風が強い。
何とか風が治まって、年内後何度行けるかのう。
次は2枚上げたるぞ!!
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