物持ち
釣りを始めてとりあえず買った安物クーラーボックスを使い続けている。
開閉用のパーツに若干”がた”が来ているが、今のところ壊れてはいない。
これまで釣れた魚でクーラーに入らなかったのは、巨大なアオリイカだ。

小学生の子供が持っているが、この大きさ。
胴だけで40cmを超えていた。
漁港でサビキ釣りをしていたところ、海面に浮かんでいるのをタモですくった・・・
おそらく寿命が尽きる前の個体だろう。
発泡スチロールにぶくぶくを付けて持ち帰ったが、帰宅時には絶命。
それ以外は50cmオーバーのヒラメや鯛も尻尾を切るなりエビぞりにするなりすれば何とか入った。
今では、魚屋でもらった大きめの発泡スチロールをトランクに常備している。
安物のトランクなのでサイズ的には問題ないが、保冷力が絶望的に弱い・・・
いつもの100均
壊れて次に買うのはメーカー品をと思っているが、壊れない限りは使い続けねば。
保冷力アップをネットで調べると、保冷シートとアルミシールを使うらしい。
そもそも、クーラーボックスが分解できるのか、確認してみた。
なんというか、安物だからなのか、ねじ止めも無ければ接着も無し。
数か所がツメで止まっているだけで、ツメを折ることなく何とか分解できた。
DAISOで保冷シートとアルミシールを購入。
保冷シートは一番薄いものを選択。
厚みのあるタイプも置いてあったが、保冷力ではその方がいいはず。
今回はクーラーボックスの狭い隙間に挟まないといけないのでアルミ箔のような一番薄いものにした。
あわせて100均で買ったカッターを使いながら加工開始。
細かい作業は全くないが、立体的な加工が必要なので子供に手伝いをしてもらう。
まずはメインの本体の底。
構造としては、外枠のプラスチック&発泡スチロール&内枠のプラスチック。
発泡スチロールを内外すべてシートで被うことにした。
接着部分はアルミシールでペタリ。
想像以上に簡単だ。細かな加工は必要ないし、出来栄えにこだわる必要もない。
なんせ、どうせ見えなくなるので少々の不細工は問題ない。
それよりも、大切なのはシートを重ねず、厚みをもたせないこと。
分厚くしてしまうと、元の様にハマらなくなりかねない。
極めつけに、外枠の底にダメ押しのシートを入れる。
元通りに発泡スチロールと内枠プラスチックを入れると、なんかきつめだがツメが噛んでくれた。
蓋も同様に分解。
本体と比べて、発泡スチロールの凹凸加工が複雑なので、発泡スチロール自体を保冷シートで被うことはあきらめた。
発泡スチロールの上下にシートを入れることで妥協だ。
元通りに戻して完成。
持ってみると、当然ながら若干重たい。
実釣してみた。
帰宅時にトランクから取り出す時の外枠の結露がかなり違う。
釣りに行くと、実釣でのいくばくかの釣果に加え、必ず立ち寄る魚屋で魚と氷をクーラーボックスに入れる。
その時点でクーラーはパンパンだ。
トランクから取り出すクーラーの側面にはかなりの結露が付いていたが、今回は若干湿っている程度。
200円の加工にしては満足だ。
このクーラーボックスもいつまで持つだろうか・・・
でっかいアイツを入れてみたいがいつになることだろうか。
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