電気ウキトップが高い!

 遠投電気ウキの自作は楽しい。

材料探しが思った以上に大変だったが、自作すると結構お安くできる。

この前の釣りでは、漁船に道糸を切られ、高切れすること2回とウキとカゴのセットがごっそりなくなった。

それにしても、朝まづめで爆走する漁船に道糸を切られるとは・・・

朝まづめに100mの遠投。リールで巻き取る速度が漁船に負けた。



そんなウキ作りでは突出して高いウキトップを自作しなければ。

  1. ステンレス棒 入手難易度:☆、17円/ウキ @DAISO
  2. スタイロフォーム 入手難易度:☆☆、約10円/ウキ @ホームセンター
  3. クリアファイル 入手難易度:☆、約10円/ウキ @100均どこでも
  4. 電気ウキトップ 入手難易度:☆☆、350円/ウキ @ネット・店舗
  5. ロケット鉛筆 入手難易度:☆、10円/ウキ @100均どこでも
  6. 接着剤 入手難易度:☆、10円/ウキ @2液タイプはDISO、瞬間タイプは100均どこでも
  7. カラーペイント 入手難易度:☆☆、40円?/ウキ @ホームセンターかネット
  8. 熱収縮チューブ 入手難易度:☆、10円/ウキ @ホームセンターかネット
4を除く1~7を合計しても約100円。

350円のウキトップを何とかしないといかん。


ネットを見るとLEDは安いらしい。

このLEDを格納するチューブのような入れ物がカギになる。

自作する限り、見た目にはこだわらないが、防水性能を満たさないと再利用ができない。

そんな時に、100円ショップで目を付けたのがこれ。

DSC_1358

この半透明で筒状の形状。

ネジ式で中のインクを格納する仕組みに10本で100円の値段。

作り始める前からビビッと来た。

早速作成開始。

部品はアマゾンで 

 主要な部品はLED電球。

事前調査通りこれは格安だ。

大陸の商品は日本語説明に難がある。

そこは圧倒的な価格で気にならないが、さすがにこのタイトルは意味が分からない。

紹介ページを読むと、5色のLED電球で直径が5mmのものが100個入っているとのこと。

外国語は難しい。

私が海外で商品を売る時の紹介も同じようなもんだろう。

これが、約200円。

1個が約2円。 いつも通り送料込み。

資本主義とは理解できない深い闇がある。

これで商売になるのか?

それともこのLEDに盗聴器でもしかけられていて、重要な情報を抜き取られて・・・


それと、防水のために、Oリングが安ければと探してみる。



LEDが1個2円に比べると、なぜかかなり割高に見える。1個約10円。

海の向こうから商品が届くので約2週間は作業に着手できない。

なんせ、勝手に作業を始めても、LED電球がペンの中に入らないと意味がない・・・

海の向こうからの商品到着 


 中国本土、香港、台湾などから商品が発送されるため到着にばらつきがある。

今回はLEDが17日ぐらい時間がかかった。

なんせポストへ投函なんで、いつ届くのか、どこかでロストしているのかもわからない。

ただ、これまで5品以上注文したが、時間はかかれど必ず到着する。

不思議だ・・・

DSC_1354

見慣れた袋に入っている。

いつもこの袋に入って海の向こうから届く。

DSC_1355

こんな感じで100個。

もちろん、5色に分けてはない。光らせて確認する。

なんと、20個づつきちんと入っていて、不良品はない。

不思議だ・・・・


青色は光量が小さく、おそらく実用性がないため、実験台として加工してみる。

DSC_1356

ピン型電池の先端と胴にLEDの端子を接続すると光る。

2mmのゴムチューブを使って、ピン型電池を固定する。

DSC_1357

おそらく、これが電気の最小構成。

これにカバーを付けるなりして、端子の接続が外れないようにしないといけない。


LEDの加工はここまでとして、ペンケースがウキの入れ物として使えるかを確認しないと。

この電球がペンの中に入れば、ほぼ完成まで行けるはず・・・

DSC_1361

ペンチューブをLED電球が入る程度に切断して、ネジ部分を再利用する。

DSC_1359

そうすると・・・

DSC_1362

入った・・・ 出来る!

LED電気がペンチューブの中に格納できれば、防水も期待できる。


100円ショップでこのペンを選んだ理由は、この透明なケースだからだ。

世に出回るペンは思ったよりも、グリップ部分に黒いラバーが巻いてある。

もちろん、滑り止めが目的だが、そうなるとライトの光を透過しない。

写真の通り、このペンは光る部分がちょうどグリップながら透明だ。


このペンの様に、グリップ部分が透明なペンは思った以上にない。

そもそも、この商品の様に10本セットの商品もほとんどない。

たいていは1本100円。

5本程度のカラーセットもあるが、この商品ほど完璧なペンはDAISOにしかない。

あと2セット位は買い占めておかないと・・・ ・・・



ちなみに、このペンチューブ、小さな穴が開いている。

DSC_1365

この穴と、ペンの先端の穴をふさがないといけない。

こんな時は、エボキシ2液混合タイプの接着剤で穴埋めする。

数分で硬化が始まり、固まると透明でカチカチになるため、穴が完全に埋まる。

穴も小さいため、表面張力で完全に穴を埋めらる。

ちなみに、防水のために買ったOリングをここで使う。

DSC_1368

趣味に使うレベルでは文句なし。

おそらく、釣り具に使ってあるOリングもこういうのを使っているんだろう。

DSC_1369

仮止めするとこんな感じ。この時点ですでに完成度が高い。

LED電球の格納ケースの完成


最後の難関がLED電球の端子の固定。

2本の端子の接続を固定するためには、ペン電池を固定するチューブが必要。

ペン電池の外径は4mm。

ホームセンターでチューブを見ると内径4mmはあるが、外径が6mm。

外径6mmだと、ペンチューブに入らない・・・

困った挙句に使ったのが熱収縮チューブ。

内径が7mm程度だが、ドライヤーで収縮させて4mmのチューブを作成。

DSC_1370

これにピン電池を挿せば、端子が固定されて常時点灯できる。

DSC_1371

こんな感じ。

遠投してウキが着水した時の衝撃にもおそらく耐えられるだろう。

これをペンチューブに入れると、こうだ。

DSC_1372

ちなみに、電球を入れる方向を逆にした。

ペンの先端が細く、LED電球が入らないためだ。

結果的に、ペンのお尻に黒いキャップが入っているため、光量が減る。

まあ、このぐらいの妥協は必要だ。

ペンの先端を、電気ウキに刺せば固定できる。

ネジを巻けばチューブを開閉することができて、中のLED電球を出し入れできる。


思い通りに近い完成度。

机上の完成度は高い。これは使える、はず。


ちなみに、材料代は格段に下がる。

  1. ペン 入手難易度:☆、10円/ウキ @DAISO
  2. Oリング 入手難易度:☆、10円/ウキ @AMAZON
  3. LED電球 入手難易度:☆、2円/ウキ @AMAZON
チューブ、接着剤を無視すると、材料代は約20円。

市販品が350円なので、10分の1以下。

その他の材料と合わせても150円以下に。

これならいくらロストしても気にならない。

市販品と比較して、ウキ本来の機能は満たしている。


す・すばらしい!!


接触不良の有無と光量を実釣で試せば完成。

さあ、釣りに行こうか!!


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