春の釣果はさびしいもの!?


 4月に入ってからの釣果がどんどんひどくなる。

過去の釣果を見ると、3月末・4月頭には数十匹ぐらいは釣果があったものの、中旬には10匹台。

そのうちつ抜けも出来なくなる。

夜中にぽつぽつ上がっていたのが全くかからなくなり、朝まづめも入れ食いだったのが、ピークすらなくなった。

電気ウキが海中にズボッと入らず、海中をゆらめくあの魅惑の映像ももはや遠い記憶。

日の出を待たずして時合が終了と言うのが、ここ最近のお決まり。

周りの釣り人も日の出前に釣り座を構えたものの、時合が終わったと思わしき時間にはスパッと切り上げて帰っていく。

賢明な判断だと思われる。釣りは釣れない時は釣れないもんだ。

粘っても釣れないものは釣れない。魚が居ても口を使わない時は口を使わないもんだ。

台風などの暴風直後は、潮の濁りから釣れない時はあるが、この時は違う。思わぬ大物が釣れることがる。

実際、粘り強くコマセを撒くといつもより一回り、二回り大きな魚が集まってきて竿を大きく曲げてくれることもある。

そんな時はもちろん、いつも通りの極細ハリスで挑んではいけない。少しは頭を使わないと、せっかくの大物にハリスを切られるだけですから。

最初からあきらめるわけにはいかない


 とはいえ、せっかく釣りに来ているのに、最初からあきらめムードはいけません。

色々試すんです。例えば、釣り場を変えてみるべし。

行きつけの釣り場でダメなら、ネットを見て他で釣れているところを当たってみます。

やってみたんですが、とんでもないダメ釣行に。どこが釣れるかわからず粘って釣り場を変えてみても反応がなし。

朝まづめ近くなってもうんともすんとも言わないので、こんな貴重な時間に隣の堤防を除くとなんと黒だかりの人が。

地元民らしき延べ竿氏から若人まで10数人が狭い釣り座を仲良く(?)肩を寄せて時合タイムを楽しんでいました。

釣り座の選択を間違えていました・・・

近くの釣り場がダメなら、我がホームで夕まづめを狙う選択も。

これは、書くべき記事もないほどの魚影の無さ。日が暮れると周りの釣り人も完全に撤収して、独りぼっち。

釣れれば寂しくないが、釣れなければ寂しいというより、恨めしいというかなんというか・・・

最もふさわしい表現は、”ばかばかしい”だった。

夕まづめに入ってダメなら、翌日の朝まづめを狙え!とも思うが、朝まづめの貧果を身に染みる私にはその選択肢はない。寂しく車で仮眠とは言えない長時間を過ごす気分にはなれなのだ。

唯一の希望は泳がせの大物


 アジがだめなら、泳がせでの大物が心揺さぶってくれるはず。

ちなみに今回の釣行はGWを過ぎた5月中旬のいつもの外房釣り場。

ここ最近は、釣れた小アジをリリースすることなく持ち帰り、冷凍保存。

次回の釣りで使うためだ。

使用方法は2つ。

まず最初は泳がせのエサだ。泳がせは生き餌が当たり前だが、ハリがないよりは死んでいてもアジが着いている方がいい。(魚のついてない泳がせで釣れるものはない・・・)

最近の夜釣りではこの手法を多用している。なぜか?夜中は1匹のアジを釣るのが大変だからだ。

でやったらどうなるかと言えば、こうだ。

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ウツボと言えども蛇は蛇。魚ならアイゴでも、針は出来るだけ取ってリリースするが、ウツボだけはできない。

なんせ、フィッシュグリップで握っても手に巻き付いてくるから。毒も無ければ、絞殺されるわけでもないが、あの光景は無理。

夜中の泳がせ釣りは生きていても死んでいても、ウツボばかり。


次の使用方法はイカ狙い。

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夜中の暇つぶしに購入して使用すること片手ぐらいにはなった。

しかし、反応は全くない。悲しい。

これで本当に釣れるのか? いっそのこと我が釣り座にはイカがいないでほしいと思うくらい。

イカが居なくて釣れないなら仕方ないが、せっかく買った仕掛けで夜中の時間つぶしに興じているのに一度もかかることがない。イカがいないならこんな仕掛け使わないと割り切れるもんです。


そうこうする間に、朝まづめの時間に。

入れ食いには程遠いがアジがぽつぽつと上がる。後で書きますがほんとにまばらに上がる程度。

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後は小サバ。GW前後からはこれがよく出てきますね。

アジが釣れない、フグが増える、日の出後は小サバとなると釣る気もなくなりますな。


生き餌が手に入ったので、諦めムード漂うなか、泳がせ釣りを開始。

ここ最近はヒラメやマトウダイなどの大物が上がらない。大物どころかアジも釣れない・・・

アジは湾内に向けたかご釣りで、泳がせは90度違う沖向きへ竿を出すことに。

いつものように、短い地合いが終わり、かご釣りの仕掛けを片付けようかなと思った時に泳がせの方を一瞥(いちべつ)。


瞬間的に何かが違うことに本能的に気付く。

ウキがない。沖に流れたか?隣のチリ人に迷惑が掛からないように道糸はリリースしていない。

ウキが沈んでいる!?少し大きめの波が岸壁にぶつかり、水しぶきが当たった次の瞬間、泳がせの竿の穂先が大きく下がり、竿尻が浮き上がった。

泳がせヒット!!!

かご釣りの竿を左手だけで握り、右手でまず泳がせの竿をキャッチ。これで竿をロスとすることは無くなった。


ここからは少し落ち着いて、でも手際よい作業が求められる。獲物何か分からないが、根に入られてはハリスが切られてしまうから。

まずかご釣りの竿を仕掛けが絡まないように竿立てに置き、次に両手で泳がせの竿を握る。

海面のウキをもう一度確認するがやはりどこにもない。竿を大きく立てて針掛りさせて、道糸に生命反応を確認。

力強い引きではないので鮫ではなさそう。

ここからはポンピングしながらゆっくりリールを巻いて、引き上げに入る。

引きは海底へのものではなさそうなのでウツボではなさそう。何度かポンピングするがターゲットは海底付近から引き上げる様な感覚ではない。

かと言ってよく使う表現である”濡れぞうきんを引っ張る”ような鈍くて重い反応もない。

ヒラメでもなさそう。もしくは獲物が小さいのか。

ただし、確かに相手は逃げるために竿を曲げるし、グングンと小気味よく引いてくる。

そうこうする中でウキが海中から見えてきた。ここまで引き上げても糸の先についている相手が想像できない。

春になって気節も変わり、これまで釣れたことのない魚なのか、小さな鮫か?

朝方にかけて風が少し出てきたため、海面は小さく波立っており、海中の様子はほぼ目視できない。

相手が何かはともかく、タモを手繰り寄せてランディングに向かう。

ウキが海中から完全に持ち上がり、ウキ下のハリスは1ヒロ半。

最後でばらさないように大きな引きには竿を倒して、引きを吸収しながらご対面した相手はこれだった。

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これまた不細工と言うか摩訶不思議な面構えのマトウダイでした。

マトウダイは大きな左右の引きをイメージしていたが、今回はそれほど大きな動きはなかった。

海底への上下の動きもあまり感じず、何か分からなかった。サイズは44cm。

ここ最近のアジの貧果からすると素敵なゲストを釣り上げる事が出来た。

次の泳がせのために生きアジを付けて投入、かご釣りもコマセを詰めて遠投している間に釣り上げたマトウダイが真っ白に。

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「驚きの白さに」とはこのことか!?(某洗濯用洗剤も真っ青?)

魚は環境に応じて擬態することは知っていたが、釣りを初めてそれ以上に大きく色が変わることを知った。

イカの色が大きく変わることは有名だが、例えばメジナなんかも大きく色が変わる。

メジナと言えばあの濃いブルーが一般的だが、焦げ茶色の魚体もいれば、釣り上げた後に小さなバケツに入れて強くストレスを感じたりすると迷彩色に色が変わる。

それにしても、ですよ。茶色い色が真っ白になる魚が居るとは・・・

美味しく頂くために血抜きの作業に入る。えらを断ち切ってバケツに頭から突っ込んで置いたら、気付いたら魚体は元の茶色に戻っていた。

不思議なもんです。

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その後は何も続かず、結局ここで納竿。クーラーボックスの中はこの通り。

アジのつぶらな瞳に比べて、マトウダイのそれは何か言いたげですね。見たな!って感じですか?

後かたずけをしながら撤収前に水温をチェック。

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前後数日からすると少し低め。まあ、春先のアジの釣果に水温はあまり関係ないことが分かったので気にしません。

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人間にとっては過ごしやすい気温でした。朝まづめから日の出までの時間帯はまだ少し肌寒かった。もちろん、服も薄手仕様に変更しているためですが。

車を走らせる前に海面の濁りをパシャり。

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外房でありながら、もう冬の澄み切った海では完全になくなりました。

帰りの下道は混雑することもなく、2時間半ぐらいで家に着きました。以前とは一本東側を南下することにした結果、信号が少なくて快適です。

夜中なら2時間弱の往路ですが、日が昇った後の復路も3時間以上はかかりません。

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アジは少しサイズアップして18cmぐらいを頭に7匹を持ち帰り。

これではなめろうを作るのですら面倒だ・・・

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どうですか、この存在感。いつものれぎゅーらーサイズ45cm前後でした。重さを計ればよかった。

これでまた数日は美味しいお刺身にありつける・・・

マトウダイが釣れるラッキーは合ったものの、外房の釣果がひどすぎる。どうしたものか。


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