釣り日和
今年の秋は台風に翻弄された。
釣りどころではない時期が続き、その後は気温が下がる日もあった。
寒くなるにつれて北風がよく吹く。
風が強い日は釣りに出ないと決めているが、ここ最近は穏やかな気候が続いている。
気温もそこまで下がらず、定期的に釣行に出られてうれしい限りだ。
水温は徐々に下がるが、黒潮の恩恵で年内いっぱい、いや1月中旬具合までは釣りになる。
(冬将軍でも来れば、海水温も一気に下がりダメになるが)
今回は潮が悪い。
潮は釣行条件には入っていないが、長潮・若潮はさすがにつらい。
夜中のドライブはいつもと変わり映えしない。
前回の釣行で通行止めとなっていた個所は通行可能となっていた。
以下のサイトで通行止めは確認できるので、ブックマークを付けておいて損はない。
いまだに養老渓谷と亀山湖近くで通行止めが見られる。
市原を南下して房総中心部にまで進んでくると、いまだに路側帯は茶色く赤茶けた土が残っている。
車が通ることで土煙が舞う。
ある程度の雨が流してくれないとこの状況は変わらないだろう。
空を見上げると半月がきれいだ。
ただ、釣りモードの日はこの月が恨めしい。
月が出ると警戒心が上がるのか、釣果は目に見えて悪い。
好調なアジ
定期的に釣りサイトは確認するが
太刀魚やアジが好調なようだ。
昨年は夏以降、アジが絶不調で釣りに出る気がなえていた。
東シナ海で起きたタンカー事故は2018年の1/14。
産卵場所が侵され、春の産卵が出来なかったのではないか。
そんなに下手なのか!? どんなことにも言えるが、上手い人と下手な人では釣果が違う。ビギナーズラックもあるのが釣りだ。しかし、悔いが渋い時、状況が厳しい時ほど釣れる人は釣る。釣り場にたくさん釣り人がいるのに釣れているのは同じ人、なんてことがよくある。みんな
1年たてば、黒潮の影響で汚染も薄まりライフサイクルが正常化する。
などと考える・・・
それほど去年はひどかった。
アジが戻ってくるということは、それを捕食するイカやフィッシュイーターも帰ってくるということ。
秋口からのアジはまずまずだ。
数は出るし、場所によってはサイズも上がっているようだ。
加えて前回はシマアジが釣れた。
ヒラメや青物、シマアジなどが出るとがぜん興奮する。
餌付けの手が震える感覚。
今回も幸い釣り座に人はいない。
風はほぼ無く、最低が13℃予報。
必要ないかもしれないが、ばっちりの防寒対策で釣り座に向かった。
駐車場からしばし歩く。
歩く途中で足元からポカポカする。
釣り座に着いた頃には上半身は汗ばむ。
慌ててライフジャケットとアウターと脱いでコマセの準備。
潮は動いていない。
ほぼ南頂に半月。
そんな中、1投目ですぐにあたりが出た。
まずまずのサイズで20cm近い。
数は出るので今日は最初から小さいのはリリースだ。
2投目もすぐにウキが沈む。
あたりもそこそこ強く、一度沈んだウキも10秒ほどは浮いてこない。
最近は掛かったアジをフィッシュイータが捕食しないかと、1分ほど待つことも多い。
さすがに一荷となると結構引く。
あたりが頻発して時々針も取られるが、なぜかフグは上がらない。
潮の流れが弱いと遊泳力の低いフグが増えるが、今日はそんな日だろうか。
時に5分ほど餌だけ取られることもあるが、飽きない程度にあたりは続く。
本日最大の23cm弱。
25cmに近づくとあたりも大きく面白い。
日付をまたぐ頃に月が西の山陰に沈んだ。
相変わらず潮は緩く、雰囲気は芳しくはない。
一方でアジだけはコンスタントに上がる。
血抜きのバケツが映りますよ・・・
脳天締め・血抜きしたアジがバケツにいっぱいになってきた。
20は超えているだろう。
サイズはほとんど20cm以上なので、食べ応えもある。
時々回遊の銀アジも混じるが、ほとんどが金アジで前回とは違う。
台風直後など海が荒れると回遊が混じるが、落ち着けば居着きのアジが戻ってくるようだ。
バケツ一杯釣ったのと、今日は朝まづめ以降のシマアジに挑戦のため、車でしばし休憩へ。
まだ気温が10℃を超えるので、過ごしやすい。
仮眠空けからアジを釣りつつ、泳がせようの生きアジを数匹確保。
小さいのがいいが、今日は豆アジが上がらず20cm弱のものばかり。
日の出まで後30分ぐらいからあたりがなくなり始める・・・・
嫌な雰囲気。
今日の朝日は特別にきれいだった。
赤ではなく、紫がかった得も言われぬ幻想的な色。
日が出てから餌が残らない。
嫌な感じだ。
せっかくの生きアジもいるので、泳がせの竿を出す。
エサ取りが増えると大物はなかなか狙えない。
おまけに潮が悪く、流れがない。
遠投も考えたが、どこでも状況は同じだろう・・・
ちなみに朝まづめに後続者が入ってきた。
挨拶もなく真後ろに釣り座を構えた。
こういう人は普段から挨拶しないんだろう。
”釣り人に悪い人はいない”は残念ながら幻想だ。
釣り座はゴミだらけで、死んだフグや小鯖、ベラが転がっている。
釣り場に閉鎖が相次ぐのは誰あろう、釣り人のせいだ。
もちろん、釣り談義に付き合っていただける釣り人にもたくさん出会う。
まあ、実社会と同じということだろう。
時にウキが下がる。
前回は尺近いので持ち帰ったが、今回は木っ端だ。
こんなもんはポイだ。
シマアジのあのスパッと勢いよく沈み込むあたりが無い。
最初はググっと海底に引きずるあたりだが、何とも軽いあたり。
日の出から1時間で5枚程度の木っ端メジナ。
足元にコマセを巻くとわいてくるのは木っ端メジナばかりで、青物の背中は見えない。
泳がせのアジは元気よく泳いでいて異常なし。
納竿だ・・・・
朝日に照らされる金アジでクーラーはいっぱいだ。
尺アジには程遠いがクーラーボックスがズシリと重い。
やはりある程度潮が動いてくれないとサプライズは望めないということだろうか。
水温が20℃を割った。
すぐに急激な下げはないだろう、まだ海水はほのかに暖かい。
今回はバット3枚分の38匹。
小物はリリース、泳がせの5匹を含めると50匹は釣れた。
22cm幅のバットで、ほとんどが20cmを超えている。
これだけ釣れれば満足しないといけないところ。
ただ、前回のシマアジを体験すると・・・
泳がせにここ3度ほど反応が全くない。
何か手を打たなければ・・・・
次回はいいアイデアが思いついたので、試してみよう!!
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