ハイシーズン 

 気候が緩やかに落ち着いてきた。

夕方はぐっと気温が下がり、窓を開けて寝ると風邪をひきそうだ。

千葉の停電もおおむね解消したとのこと。

前回の釣行では、往復で10件弱の家でブルーシートが見られた。

房総を横断し、外房へ抜けるルートであるためニュースで見る内房ほどの被害はない。

道中の道路に被災の後はほとんど見えない。

1件のコンビニの立て看板が市原で壊れているだけだ。


渋滞もなく、道中のドライブもストレスがない。

夜釣りの移動は、渋滞や信号待ちが少ないところいい。

田舎道は1車線ばかり。夜中にゆっくり走るドライバーはほとんどいない。

これが日中なら移動時間は少なくとも1.5倍、2倍かかることもザラだろう。


駐車場に着くと、先客がいる。


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忘れ物 


 先客は荷造りを終えて、ちょうど釣り座へ移動するところだった。

一歩遅かったか・・・



潮は上がる途中で、これから満潮を迎える。

月は出ておらず、微風、悪くない。


5分ほど遅れて釣り座に着くと、さらに先客があり、潮どおしの良いところに入れない。

がっかりだが、釣果を聞いてみるとツ抜けはしているそうだ。

続けて話を聞いていると、夕方から初めて納竿するそうだ。

結果的に、幸いにもお目当ての釣り座に入ることが出来た。


コマセの準備をしながら、隣の釣り人の釣果に目をやる。

仕掛けを投入後、10秒も待たずにウキが沈む。

スパッと下がるので、フグではなさそうで、連発している。


これは期待できると思い、こちらも釣りを開始したものの・・・


30分経っても目立ったあたりもなく、上がってくるのはフグばかり。

お隣さんはチューブ式のアミコマセをカゴに入れている。

おそらくエサはオキアミだ。



こちらはオキアミと赤タンに、コマセはぬかに集魚剤とアミエビのお手製だ。

明らかにコマセの違いだ。

お隣さんは投入後、一呼吸置く間もなくリールを巻いているが、こちらは潮に流されて5分待って・・・

たまにかかるのはフグだけ。


こちらには濁りが好きなフグが寄ってくるが、お隣さんは好物のアミエビに集まったアジがオキアミに飛びついている。

たまにアジがかかるが、お隣さんとの釣果は10倍はあろうか。

DSC_1540

これはイカン。

ぬかベースのコマセで100匹釣れた時もあったが、これだけダメならあきらめよう。


オキアミをコマセにカゴにほんの少し入れる。

投入後に1しゃくりして数秒経つとすぐにあたりが出る。

スパッと沈むあたりでフグのそれとは全然違う。

フグのあたりはぴょこぴょこウキが上下するだけで沈むことはないが、アジは5秒程度はしっかり沈む。


コマセを変えてからのあたりは頻発して釣果が伸びた。

いかん、何をこれまでやっていたんだ。


オキアミには泳ぎの早いアジが勝つ。

フグの遊泳力ではアジには勝てない。



サイズも前回と比べて少し大きいのか、20cm弱が多い。

尺ものとはいかないが、体高があり、でっぷりしている。

次からはコマセを変えねばイカン。

朝まづめはあたりが減ってきて、納竿。

潮が引いてしまったので、泳がせをする気も起きない。


DSC_1541

海水温は前回以上に高い。

20度前後あれば釣果は伸びるだろう。


途中からアミエビをコマセに変えて、18匹。

前回の13匹よりも釣果が伸びたし、サイズも次第点はある20cm前後。


DSC_1545

いつものバットに入りきらないぐらいになってきた。

これだけあればなめろうやさんが焼きでも結構な量になる。


早速、いつもの付けエサ用のオキアミでなく、コマセ用にオキアミブロックを買わねば。

結局、オキアミにはかなわん・・・






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