運送業界が長時間労働からの脱出を図ろうとしています。以前から感じていましたが、朝早くだと、8時ぐらいから配達が始まっているんではないでしょうか?通勤途中にグループになってパートの職員と社員含めた3~4名が自転車に荷物を分けているのを見たことがあります。夜は再配達でいえば21時までですよね。

 配達の指定時間も3時間ぐらいに区切られていて、再配達も何度でも問題なし。特に夕方は18時ぐらいから21時までの再配達を受け付けているので、ここに仕事量もかなり取られるんではないでしょうか?

 ネットで買い物をすることも多いので、キャンペーンがあったり、買うものがまとまっていた場合は5個でも10個でも生活消耗品を中心にまとめ買いをすることが時にあります。また、翌日配達サービスも何度か使ったことがありますが、これはやはり、便利と言う所を通り越して、もはや過剰サービスでないかなと感じていました。
 ふつうは当日にものが欲しければ量販店に欲しいものを探しに行って、実物を買います。突然行くので安売りの時期でもないので値段も高いですし、種類も少なかったりします。その中で、しょうがないこれでいいやと妥協して、「少し高いな、もったいないな」と感じながら買い物してました。

 計画的に少し前に買って家にストックを置いとけば、安く買えたのにと思うのが大切で、急にほしいとなれば値段が高くなるのはしょうがないですよ。そんなところにネットサービスの拡大が入ってくると買い物の仕方も変わります。前日の夜に注文しておけば、翌日の夕方には配達してくれるようになったんです。それだけでなんと便利な、それも2000円そこらで送料無料の会社もあるので、敷居が低く、手軽に利用できます。

 ドタバタで買ったものの、翌日の夕方の帰宅が遅くなったりして受け取れなかったりすると、結構な罪悪感を感じてしまします。2000円ちょっとの買い物で配達員に玄関先まで来てもらいながら、受け取らず再配達を頼むなんて・・・ でも値段変わらずなんですから。

 やっぱり、現場は疲弊していたみたいで、長時間残業や離職が発生して混乱と疲労がピークになっていたようです。申し訳ないというか、向かう方向が違う気がするんなと感じていたとこのぶり返しが出てきてホッとしました。

 お金と効率の経済性だけ社会が動いている様な気がするのがやはり違和感を感じていたものの、やっとサービスの内容を変える動きが出てきたんですから。最近の社会は経済性がとにかく優先で、そこで働く従業員のやりがいや楽しさなんてものを感じない傾向が強すぎると思いますね。

 ドア越しに配達してくれた人への感謝がどれだけあるのか、考え直したいですし、まずは”ごくろうさま”、”ありがとう”の一言を添えて労を労うのが人間的な活動へつながります。ロボットではなく、配達してくれるのが当たり前と思ってはいけないんです。やり繰りしながら、渋滞に巻き込まれながら、配達時間内の配達料に偏りがありながら、一生懸命汗する配達員の方、ありがとう!ですね。

 3.11の地震の時にはエレベータがとまり、高層階まで階段を上って配達してくれたことへ感謝・感謝でした。やっぱり最後の最後は人と人です。お金以前に人と人、そこにはこんにちはとありがとうが大切ですよね。

 いつも配達ありがとう、これからもよろしくお願いします。